事故事例
【織物壁の水拭きによるシミ】
■事例
汚れを取ろうとして水拭きした織物壁紙
(麻)に輪ジミが生じた場合、ある程度
目立たなくなりますが、完全な回復は
困難です。
最近は手入れの簡単なビニール壁紙が主流
ですが、以前は壁紙材と言えば、主に麻
(ヘンプ)を中心とする織物壁紙が多く
使用されていました。
現状では麻は少なくなって、レーヨン壁紙が
主流になっています。
織物壁紙はビニール壁紙に比べ、やや高価ですが、
独特の風合い、自然な味わいを持っていて、ある
程度の吸音断熱効果もあります。
しかし、織物壁紙は吸水性がありますので、水や
洗剤溶液で拭くとムラや輪ジミが生じてしまいます。
特にホコリや汚れの著しい場合、いきなり水拭き
すると、ひどい輪ジミになる場合があります。
織物壁紙は、掃除機やはたきによる乾式清掃が
原則です。
シミが生じた場合は住宅家具用洗剤を薄めた液を
ぞうきんに浸ませ、固く絞ってぼかすように拭きます。
シミの部分だけを拭くとかえって目立つので注意。
輪ジミが生じた場合も輪郭をぼかすように拭きます。
いずれにしても完全な除去は難しく、張り替える
他ありません。

