嗅覚は他の四感(味覚・聴覚・視覚・触覚)とは
異なり、違う入り方で脳に伝わるため、ニオイの
記憶はずっと脳に残ります。
あるニオイを嗅いだ時に記憶が甦ってくる事は
ありませんか?
それが古い記憶だと「何で覚えているのかな?」と
不思議に思います。
しかし、これは理にかなっています。
ニオイを伝える嗅神経は古い脳と呼ばれる
「大脳辺縁系」に直接入ってきます。
「大脳辺縁系」の海馬(かいば)や扁桃(へんとう)
は記憶や快・不快という感情に関わる部位のため
ニオイの情報を感知すると記憶が甦ったりします。
そのため、悪臭を一度感知して脳にインプット
されると、いつまでもそのニオイの記憶がとどまり、
再び同じようなニオイを嗅ぐ事で思い出しては不快な
気分になってしまうのです。
新しい脳と言われているのが「大脳新皮質」で
理性を制御する場所です。
嗅覚以外の四感の情報は一度、ここに入ってから
理性的な判断や認識がされるのです。

